自然災害を考える

最近はフィリピンの台風被害、スマトラ沖や

サモアの地震など自然災害のニュースが

目立ちますね。10月8日も南太平洋でマグニチュード7の

地震があったとニュースが報じていました。


みなさんはこういった被災地の様子が

頭の中でイメージできますか?


もちろん日本でも阪神淡路大震災のような

大きな地震の被害もあり、昨日の台風18号も

各地で甚大な被害を出しました。


ただフィリピンをはじめ多くの発展途上の国では

みなさんがテレビで観たりしている日本の台風や

地震の被災地の映像とは違った状況が

生まれているのですね。


地震や津波、台風で家をなくした家族の中で

特に赤ちゃんや子どもには大きな苦痛が

襲いかかっています。


親や兄弟など保護者を失くした子どもたちも

大勢います。また被災地では感染症の

拡大も危惧されています。


日本でも被害に遭われた方は相当なストレスの中で

暮らしておられると思います。


けれども被災から1週間たっても適切な

医療が提供されない環境、最低限の水や食料さえ

提供されない環境などは日本では

まずあり得ません。


お母さんが不衛生な水を使って子どものミルクを

作るなんてことは日本ではまず「あり得ない」でしょ!


それが現地では日常の風景になっていたりするのです。


心理的なストレスも相当なものでしょう。


このように発展途上の国々では、たとえば台風や地震の

規模は同じでも、被害の内容が大きくことなるのです。


そしてその多くが子どもたちに直接ふりかかる被害なのです。


ユニセフなどから募金などが活用されたり

日本の企業からも支援金が出たりしていますが

募金をする、しないよりまずはじめに

私たちはこのような状況について「知る」という

ことから始めなくてはなりません。



台風接近で学校が休みにならないかと

ワクワクしている子どもたち、

子どもらしい、ほほえましい光景ではありますが

世界の多くの子どもたちは、とてもこんな気持ちで

台風を待つことなど出来ないんだということを

ぜひ、知っておいてください。


フィリピンやサモアの自然災害を

「遠い国の話」と聞き流さないでほしいのです。

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